メタボリックシンドロームの一つの高血圧と弱い腎臓は、密接に関係しています。
腎臓は血圧を上げるホルモンや下げるホルモンを作っています。なんらかの障害で腎臓が弱り、血圧を上げるホルモンが増えたり、血圧を下げるホルモンが作られなくなると、高血圧になります。
高血圧の9割を占める本態性高血圧の原因は、これまで不明でした。しかし、最近の研究では、腎臓が大いに関係していることがわかりました。ネズミの実験では、遺伝的に高血圧になりにくいネズミの腎臓を取り除き、高血圧のネズミの腎臓を移植すると、遺伝的に高血圧になりにくいネズミも高血圧になりました。アメリカでは人間での移植でも同じ結果です。
逆に高血圧になると、その圧力で腎臓の糸球体が破壊されて硬くなって腎硬化症になり、腎機能が徐々に落ち、腎不全になったり痛い透析が必要になります。
高血圧で腎臓の糸球体が障害を受けると、初期の段階で尿中にアルブミンが漏れます。30mg/日を越えたら、腎臓に障害が生じている兆しです。
アルブミン尿が漏れてくるにつれて、高血圧だけでなく他のメタボリックシンドロームも並行して進行します。動脈硬化も進み、心臓肥大も始まります。
強い腎臓とは、風に吹かれる落ち葉のようにならず、幾多の困難を乗り越えて目的を達成させる根気の元で、創業者やある分野のパイオニアや裸一貫からのし上がる人には必須の条件です。前途に横たわる困難に怖気けずに、猪突猛進できる突撃力の元です。
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